桜楓会

札幌支部 講演会「オーケストラ・ライブラリアンの仕事」開催報告

  • 札幌支部
講師 中村大志氏

講師 中村大志氏

7月2日(土)、福山南3条ビルの大会議室で、講演会「オーケストラ・ライブラリアンの仕事」が開催されました。
講師は、札幌交響楽団のライブラリアン、中村大志さん。交響楽団の全公演の全楽譜を準備するプロフェッショナル。

年間約120公演、計約42000冊の楽譜を、一人のアルバイトと共に準備する緻密でハードなお仕事。著作権が切れた作曲家の場合は様々な新版や改訂版が生まれ、指揮者やソロ奏者にどの版を使うかを聴くことから始まる。楽譜の調査・調達→リハーサル→本番→楽譜の回収・収納 というサイクルの中で、指揮者や奏者が無駄なく有効な練習ができるよう、楽譜を準備、整備するライブラリアンの仕事の重要さを知ることができました。
著作権について、「星の王子様」や「くまのプーさん」の著作権の保護期間が終了した場合の新訳の登場を例にとりながら、楽しく分かりやすいお話で、あっと言う間の1時間半でした。

支部長 廣瀬律子(新16英)

講演会場の様子

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