桜楓会

川越支部総会・講演会 報告

  • 川越支部

 第44回川越支部総会が梅雨の晴れ間の6月26日に39人の参加で開かれました。支部長の挨拶のあと、平成27年度事業報告、会計報告、会計監査報告があり、平成28年度事業計画、会計予算案が承認されました。その後、小坂部惠子新支部長の挨拶がありました。
 総会終了後、日本女子大学名誉教授ソーントン不破直子先生による「茶道の文化と政治力」と題した講演会を開催いたしました。他支部からの参加を含めて60人の方のお集まりをいただきました。
 ソーントン先生は岡倉天心が英文で書いた『茶の本』の訳者です。日ごろ私たちが愛飲している日本茶はもともと禅宗の僧侶が大陸からもたらしたものです。16世紀には茶は為政者の政治の道具になりました。利休が茶を茶道に大成しました。この茶道こそ日本人の感性を形づくり日本の文化になっていったという内容で興味深いものでした。皆さん学生時代に一時戻ったようでした。
(前支部長 昭和42年卒 新17史 依田早苗)

Page Topへ