桜楓会

文京支部 「時の庭」―泉フロートガーデンー December 2021

  • 文京支部

師走も半月を残すばかりになりました。
コロナ騒ぎも早二年になりますが、お変わりなくお過ごしでございましょうか。

文京支部として総会を開くことができませんでしたので、近くお手紙にて会計報告やこれからの予定などをお知らせするつもりです。
どうか皆さまお健やかに新年をお迎えくださいませ。

久しぶりに屋上庭園「時の庭」の植物たちをご紹介しましょう。
毎年12月初旬になると目白通りをイチョウの黄葉が彩ります。ただ近年は黄金色を楽しむ前に刈り込まれてしまうことも増えました。風情よりヒトの合理性が優先されるのですね。

<写真と文>
文京支部長 新25理Ⅱ 関島みどり(槇島みどり)
※設計者として管理に立ち会っています。

<サザンカ> 花言葉は「ひたむきさ」。初冬を知らせるサザンカを詠んだ『山茶花のここを書斎と定めたり』という子規の句を見つけました。設計の折にたくさんの品種から上品な淡桃色の花を選びました。常緑のツバキ科でまさに両者そっくりですが、違いは花ごと地に落ちる椿と異なり、花弁はひらひらと。葉裏の葉脈に沿って細毛もあります。

<イソギク> 冬に元気なイソギクは花期も長く常緑で繁殖力も旺盛です。この元気なパワー故でしょうか、花言葉は「感謝」。白く縁どられた葉の表面が個性的です。寒さに合うとオレンジ色に紅葉します。

<枝垂れモミジの一種> 「時の庭」の奥のガゼボに座ると華やかなモミジが目に入ります。新葉時の四月はレモンイエロー、落葉前の今は茜色です。ワインレッドだったトキワマンサクの垣根も茶色味を帯びて冬の寒さ対策をしています。

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