今月の「時の庭」
―泉フロートガーデンー January 2021
〈文京支部の皆様へ〉
寒中お見舞い申し上げます。
お変わりなくお過ごしでございますか。
COVID 19にふりまわされて早一年、年末から咲き始めた紅梅は青空に映え、そろそろ満開だというのに心は晴れやかになりませんね。
こんな時節ですが屋上庭園の植物達はたぶん芽吹きの準備をしているのでしょう。
今回は冬枯れの大人色をご案内します。
華やかさや派手さばかりが話題になりがちですが、植物の命を見つめて四季の変化に気付くことも素敵だと思っています。
造り手の個人的な思い入れをお許しください。是非皆さまに、渋味のある枯れ色の微妙なグラデーションが織りなす繊細な雰囲気をご紹介したいと思っていました。
如何でしょう。
萌える春とは異なる魅力を見つけていただければ幸いです。
本年行事の予定は目処が立たない様子です。
皆様とのお目文字の機会も決めかねたまま時間が過ぎるばかりです。
どうか
おひとりおひとりが十分にお気を付けてくださいますよう、
お健やかであられますようお祈り申し上げます。
<写真と文>
文京支部長 新25理Ⅱ 関島みどり(槇島みどり)
※大学は入校禁止ですが、設計者として管理に立ち会っています。
文京支部通信「時の庭」泉フロートガーデンJanuary 2021
- 文京支部
イソギクの紅葉:乾燥に強く丈夫なキク科の多年草。 葉縁の白色は葉裏の短い白毛による。