桜楓会

西東京支部総会と講演会報告 

  • 西東京支部

 2017年度西東京支部総会を6月24日(土)、パスレル保谷に於て開催いたしました。出席者は28人でした。
 午前中の第Ⅰ部では、2016年度活動報告・会計報告及び監査報告、2017年度活動計画を報告し、2017年度予算案が承認されました。次いで前年度と同じメンバーによる役員紹介をいたしました。役員の高齢化が進んでおりますので、順次若い回生に引き継いでいくことが、今期の最大の課題であります。
 総会の第Ⅱ部では通常、講演会を開催しております。講演会のテーマ・講師を決めることは、役員会として、毎年、一番頭を痛めるところです。
 今年は、最近新しく支部活動に参加されるようになった松岡隆子さん(新14英)に「俳句の魅力ー俳句に親しみ、より豊かな人生を!」の演題でお話しいただきました。
 松岡さんは昭和39年文学部英文学科を卒業後、昭和52年に岡本眸先生に師事して以来、今日まで俳句の道一筋に歩んでおられます。これまでに句集『帰省』(朝日新聞社)、『青木の実』(ウエップ)を出版し、平成29年には俳誌「栞」代表として、新たなスタートを切られました。2017年新年会の出欠返信はがき抱負欄に新結社「栞俳句会」の充実をはかる、と書かれていました。総会講演会で俳句についての講演をお願いしましたところ、ご多忙の日程を調整して、講師をお引き受けくださいましたことは、支部にとって誠に嬉しいことでした。
 講演会は資料として配布してくださった「夏の俳句」、「岡本眸の俳句」それぞれ20句について、一句一句の味わい方の解説をしてくださることから始まりました。眸先生の「俳句は日記」の理念の基に、自然の美しさ、人の心の奥深い思い等、身の回りにあることを題材にして句を詠む上での、日本語の奥深い豊かさを、静かにあつく語る松岡講師の様子が印象的でした。
 最後に初心者の俳句3句をホワイトボード上で添削の実例を示してくださいました。出席者の伊藤富佐子さん(新26住)から「添削指導(?)のところの、見たままを句の中に読み込んでしまうのではなく、情景が浮かぶ部分が大切 というお話が特に心に残りました。」と、感想をメールで送ってくださいました。
 今回の企画が、当支部会員を講師にお願いして実現し、参加者の好評を得ましたこと、更に、この企画が俳句に興味を持つきっかけになればとの期待と、講師松岡隆子さんへの感謝を込めて、2017年度総会と講演会の報告とさせていただきます。
(報告:支部長 新10英 菅雅子 写真提供:新11教 吉田洋子、通43児上 伊集院衣恵)

講演会

ホワイトボード上で俳句の添削

お弁当

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