桜楓会

江東支部総会・講演会開催報告

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新しい衣類の取り扱い表示についての講義

新しい衣類の取り扱い表示についての講義

 七夕の7月7日、豊洲文化センターにおいて江東支部第7回総会を行いました。本総会において、平成29年度の収支決算報告及び会計監査報告、平成30年度の事業計画および予算案、江東支部選出の本部役員継続案のすべての議案についてご承認いただきました。総会終了後に昼食会、続いて講演会を開催いたしました。
昼食会では会員の皆様より近況報告が交わされ、諸先輩方の颯爽としたご様子とユーモアを交えた楽しいお話に大いに元気をいただきました。

 午後の講演会では、「賢い洗濯の仕方・知識とコツ」のテーマで、通信教育課程専任教授の工藤千草先生にご講演いただきました。
はじめに平成28年12月1日にスタートした衣類の新しい「取り扱い表示」の解説を受け、新しい表示は世界共通の国際規格の記号(5分野:家庭洗濯・漂白・乾燥・アイロン仕上げ・クリーニング店での洗濯)と同じになったこと、各記号の意味や注意点、記号に付記される参考情報(付記用語)などを学びました。  
 表示は取り扱い方の上限であり、それ以上に強い作用や高い温度での洗濯やアイロンがけは衣類にダメージを与える可能性があることから、洋服を購入する際にも取り扱い表示をよく見ること、また、洗濯する際は取り扱い表示をよく理解して洗濯することなどをアドバイスいただきました。
次に、洗濯の効果を実感できる界面活性剤(洗剤)を使った実験がありました。先生がテーブルごとに実験試料をご用意くださったので、洗濯機の中で落ちた汚れが他の洗濯物に移らないことを一人ひとりが自分の手と目で確認することができました。
 最後のセーターの手洗いの実演では、洗濯時のセーターのたたみ方、押し洗いの仕方、汚れの気になる部分のもみ洗いの仕方を見せていただきました。また適温の32度は私たちが思っている温度よりもずっと冷たいことを体感することもできました。
 座学に実験や実演を組み合わせての工藤先生の講義はとても楽しく、あっという間に時間が経ってしまいました。ふだん行っている自分の洗濯が間違いだらけであったことを痛感するとともに、洗濯の奥深さと面白さを知り、大変充実した講演会でした。
 講演会には23人の方にご参加いただきました。講演を快くお引き受けいただきました工藤先生、そしてご参加の皆様に心より感謝申し上げます。
(昭和61年卒 新36英 圓尾裕子)

界面活性剤(洗剤)を使った実験

桶に手を入れて32度を体感

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