桜楓会

練馬支部「世界無形文化遺産」を訪ねて

  • 練馬支部

 秋深まりゆく11月12日、練馬支部会員28人の参加で「世界無形文化遺産を訪ねる」バス旅行が行われました。
 絹の里(前橋)のシルク総合博物館では蠢(うごめ)いている蚕に触り、成長過程を見て、糸が紡がれるさまは驚きでした。小石丸(日本古来の純粋な繭)が正倉院裂を復元させ、天然繊維の絹が医療、食品など幅広く活用されているということを知り、年月をかけ、その自然の恵みの中で育み、町ぐるみ惜しみない力を注いでいると感じました。また、皇室と養蚕との関わり(462年)は日本書紀にも記載があり、現在も両陛下が繭を育てておられるということでした。
 小川町(埼玉)に入り、日本五大名飯「忠七めし」で有名な割烹旅館二葉で山岡鉄舟が好んで食したというお茶漬けをいただきました。和紙の里、埼玉伝統工芸会館では、当地で採れる楮(こうぞ)、トロロアオイなどを原料にして、和紙を漉き完成させる工程を見学しました。青年が従事する姿に、伝統の力を感じました。
 初めて参加された会員の方も和やかにうち解けていらっしゃいました。香村まさ江支部長はじめ、年頭から企画された道谷和子第一ブロック長、同ブロックの皆様に感謝し、年の瀬、来る年の息災を願い、また新たに活動に参加していきたいと思いました。
(報告:昭和39年卒 新14国 野田洋子 写真提供:昭和50年卒 新25国 前田洋子)

「日本絹の里」での集合写真

二葉の忠七めし(お茶漬け)をいただきました

埼玉伝統工芸会館で青年の紙漉き作業を見学

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