桜楓会

練馬支部 秋の行事 開催報告

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牧野記念庭園の入り口

牧野記念庭園の入り口

「牧野記念庭園・記念館見学と会食」
 10月24日(月)小雨模様の寒い日、22名の支部会員(友人含む)が大泉学園駅から徒歩5分の練馬区立牧野記念庭園に集まりました。今年は、牧野富太郎博士の生誕160年に当たり、令和5年春のNHK連続テレビ小説「らんまん」の主人公のモデルに決まりました。そんな中での庭園見学で、日本の植物分類学の父でもあり、練馬名誉区民でもある博士の業績を知ることができました。
 博士は文久2(1862)年4月24日土佐藩で出生、幼少時より、ただ何となく草木が好きだった。ある日、すえという名前の美しい女性を見初め、明治21(1887)年、26才で寿衛と所帯を持つ。27才日本で初めて新種ヤマトグサに学名を付ける。31才帝国大学理科大学助手、薄給の生活が続く。大正15(1926)年、現在の練馬区東大泉に居を構える。昭和3年66才、生活を支えてくれた妻死去。寿衛への感謝と愛情をこめて、新種の笹にスエコザサと命名。昭和15(1940)年「牧野植物図鑑」刊行。肺炎となり病臥。昭和32(1957)年1月18日94才で逝去。昭和33年(没後1年)練馬区立牧野記念庭園開園。
 「私は成し遂げたいことがある。それは日本のすべての植物を分類して名前を付けること」という信念のもと、ほぼ独学で1500種類以上の植物を発見・命名し、日本の植物分類学の基礎を築きました。
博士の偉業と庭園の余韻に浸りながら、「梅の花」ランチをいただきました。秋の行事が3年振りに催行できたことに感謝し、「また来たいわね」という声がたくさん聞かれた幸せな一日でした。
(報告:新14国 野田洋子 / 写真提供:新25国 前田洋子)

博士の胸像とスエコザサを囲んで

博士命名のジョウロウホトトギスが見ごろで、黄色い花をつけていました。

「梅の花」にて集合写真

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