桜楓会

松山支部 例会報告

  • 松山支部

 2016年11月23日(勤労感謝の日)、湊町3丁目の松山アーバンデザインセンターにおいて、愛媛県建築士会松山支部東・南地区の方々に、「みんなの防災」をテーマにお話を伺いました。
 今後30年以内に南海トラフ地震が起こる確率は70%と予測されています。また、阪神淡路大震災で亡くなった方の9割は家屋や家具の倒壊による圧死、身動きがとれないままその後起こった火災による焼死であり、今すぐ家具の固定や木造住宅耐震補強の必要が有ることをスライドや住宅の骨組みを表した耐震模型を使って詳しく説明していただきました。
 次に、水や食料の備蓄をすることはあっても、なかなか考えの及ばない「災害時のトイレ問題」について。新聞紙、ペットシート、猫砂、簡易トイレ用凝固剤を用いてそれぞれの吸水性を比較する実験では、凝固剤の性能と手軽さを教わりました。また、大地震の後は排水管破損の可能性があるため、トイレの水は流さないこと、特に大きなマンションでは最悪の場合、1階の部屋のトイレで逆流する危険性があることを知り、驚きました。
 「地震が来てもなんとかなる」と何も準備せず、何も考えず生きてきた自分を反省した一日でした。
 祝日にも関わらずご尽力頂いた建築士会松山支部東・南地区の方々に心から御礼申し上げます。
 その後、会食をしながら和やかなひとときを過ごしました。

 その席において立川百恵さん(新11社)が第64回愛媛新聞賞を受賞された報告と花束贈呈を行いました。コープえひめ理事長や知的障害スポーツ協会「スペシャルオリンピックス日本」愛媛支部長、男女共同参画社会実現活動など多岐にわたる活動を評価されての受賞です。今後ますますのご活躍をお祈りいたします。
(副支部長 玉貫)

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