桜楓会

鳥取支部主催公開講座「広岡浅子の生涯」 報告

  • 鳥取支部

 箕浦家武家門の取り持つ縁により大盛況のうちに終了しました。
 
 3月12日(土)、鳥取県立博物館講堂にて、蟻川芳子桜楓会理事長にお話しいただきました。定員250席を上回る320人が集まり、補助席と立ち見も出ました。託児と手話通訳のサポートも入り充実した講演会となりました。ドラマの人気に加え、武家門の取り持つ縁が大きかったと思います。
 
 鳥取県立図書館の脇にある武家門。鳥取市の指定文化財ですが、その石碑の刻文に鳥取と広岡家との縁を知る手がかりがあります。
 石碑の刻文 「この武家門は、もとお堀ばたの南隅にあって二千石の箕浦近江宅の門でした。昭和11年に大阪の素封家広岡松三郎氏の寄贈によって現位置に保存されたものですが、今日では、鳥取が城下町であったことを語る貴重な建物です。」
松三郎の妻貞子は、鳥取県岩美町出身の外交官 澤田廉三の妹であり、エリザベス・サンダース・ホームで有名な澤田美喜は廉三の妻です。
 
「学会で世界を飛び回っているのに、何故か日本で唯一、行ったことがないのが鳥取県」と話された蟻川理事長。「理系女」であることを紹介すると、女子大=文系と固定観念を持っていた県民の方もいらっしゃり、日本女子大学を総合大学として知っていただくよい機会でした。
 広岡浅子の全体像を知っていただくとともに、成瀬仁蔵との出会いと女子大学校創立、女性の地位向上に果たした女子大学校の役割、女性リーダーを世に送り出した日本女子大学の歴史を鳥取県民に情報発信できました。
 
 来賓の鳥取県知事 平井伸治氏から素敵なメッセージを紹介いただき、皆様に喜ばれて無事閉幕しました。
 One child, one teacher, one pen and one book can change the world. Education is the only solution. Education First. (マララ・ユスフザイさんの国連でのスピーチより)

(支部長 昭和48年卒 新23社 林 澄子)

箕浦家武家門

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