桜楓会

山梨支部総会と公開講演会報告

  • 山梨支部

 9月3日(土)、山梨県立図書館にて山梨支部総会と公開講演会を開催いたしました。総会には29人、講演会には他支部からの御参加も含めて約90人の方々が御参集くださいました。
 総会では平成27年度の活動報告、会計報告及び監査報告がなされ、続いて日本女子大学創立120周年記念事業募金への協力についてのお願い、また支部としての協力方法について提案がなされました。
 公開講演会では、福島より新妻香織氏(新34国)を講師としてお迎えし、「希望を植えよう-原発のない暮らしを目指して-」と題したお話を伺いました。2011年3月11日の東日本大震災で実家や故郷の壊滅、友人知人との突然の別れ、その後のボランティア活動等、ご自身の体験に基づいた具体的なお話とスクリーンに写し出された映像に臨場感があふれ、参加者は心を奪われました。
 新妻氏は震災前から原発稼働に反対運動を展開しながら十分な成果が得られないうちにあの大事故が起きたこと、その結果子どもたちに大変な負の遺産を残してしまったことにあと一歩の努力が足りなかったという責めを感じ、困難の中、たった一人で声をあげ「一般社団法人:東北お遍路プロジェクト」「一般社団法人:ふくしま市民発電」を創設され、現在も活動を継続中です。
いかなる困難な状況下でも決して諦めず、しっかり自分の目で現実を見据え、発言し、行動するお手本を目の当たりに見せていただきました。勇気と感動と希望をいただいた講演会でした。
(報告:昭和46年卒 新21国 二宮喜代子 写真:昭和48年卒 新23被 島口たけみ)

Page Topへ