桜楓会

楓会(世田谷6支部合同会)主催講演会 報告

  • 合同・共催情報支部

テーマ:村岡花子と『赤毛のアン』
~翻訳に込めた未来への願い~

講 師:翻訳家 村岡美枝氏
   赤毛のアン記念館・村岡花子文庫主催
   日本女子大学 新32回英
   昭和59年文学研究科英文学専攻修了

清々しい秋晴れの日、平成26年9月18日(木) 桜楓2号館ホールにて、村岡美枝氏をお招きし、 祖母で『赤毛のアン』の翻訳者である村岡花子氏の文学者として姿について、当時の写真や、当時 親交のあった人々とのエピソードを交えながらお話しくださいました。
読書を通じて女性や子供たちに夢や希望を与え続けたいという情熱が翻訳の仕事に向かわせて、 数々の優れた文学作品を世に送りだしたことに改めて感銘を受けました。
また講演中、元アナウンサー望月鏡子氏(新11国)、中村郁子氏(新32英)による『赤毛のアン』の 一節の朗読もあり、しばしアンの世界に会場は包まれました。
講演日は、花子氏の生涯を描いたドラマで、『赤毛のアン』の原書に出会い、戦時中に命懸けで 翻訳し続けるクライマックスの場面に差し掛かる時と重なり、タイムリーな企画となって、一般の方も 含め243名の方がお集まりくださいました。
講演後も美枝氏は「美枝さんとお話したい」という多くの出席者に囲まれましたが、長時間にわたり、 丁寧にご対応いただきました。おかげさまで、多くの方が良い講演会だったとお声かけくださり、大変 満足されて会場を後にされました。
楓会幹部一同も無事講演会を開催できたことを村岡美枝氏始め、多くの方々に深謝申し上げます。 なお、講演会費用と一部を桜楓会の東日本大震災支援寄付金に当てさせていただきましたことを ご報告申し上げます。 世田谷楓会 記録担当 藤麻香織(新37社)

Page Topへ