桜楓会

江東支部 秋の講演会を終えて

  • 江東支部

プロに学ぶ収納の基本~年末年始に向けての整理術~(江戸川支部と共催)

 11月10日(土)、秋晴れの中、江東区豊洲文化センター研修室に於いて、お片付けコーチング所属・収納アドバイザーの畑農靖子氏による講演会を行った。
 プロジェクターを使用し、図や写真などを見ながらの講演は分かりやすく大変興味深い内容だった。サブタイトルでもある年末に必ず行う大掃除を本来ならばいつやるのが一番効率良いかから始まり、そもそも収納とは何かといった基本的な定義を踏まえて、個々の部屋や場所などに合わせた収納の仕方のノウハウと共に収納に対する考え方などを学んだ。
 自分で購入した物、他人からのいただき物など家の中に入ってくる物のハードルは低いが、処分する、つまり家から出ていく物のハードルは高く、結局家の中に溜まっていく一方である。自分が必要な物はどれか、物に順番を付け、仕分けし整理することが収納の第一歩である。この整理無くして収納とは言えないのである。まさに晴天のへきれき、目から鱗であった。今まで自分がしてきた収納はもはや物を単に移動させてきただけで収納と呼べるものではなかったことが判明した。収納がきちんとされた部屋は見た目もすっきりとして清潔感があり気持ちが豊かになる。つまり収納が相乗効果をもたらすわけだが理解していてもなかなか難しい。思い出の品物や記念でいただいた物など重要度が低いのに処分出来ない物、いつか使うかもしれないからとついつい溜め込んだ物、中には処分に困る物などある。これらは考え方を改めることで処分することが出来る。ついもったいない、まだ使えると思ってしまい戸棚の奥底でずっと鎮座しているそれらは結局不要でゴミ同然なのだ。
 物を仕分けして重要性を選別してストック類も数を決め、安売りに踊らされることなくルールを作り、断捨離の考え方を少し変えるだけでどの部屋も棚も押し入れも収納した物が使いやすくなり探すイライラも解消、時短も可能になってより豊かな生活を送ることが出来る。
 今回の話は身近な課題でしかもすぐに実践可能なものなのでとてもためになった。質疑応答でも、紙書類の整理の仕方など実際に直面している問題に対し、具体的な方法をアドバイスしていただいた。まだまだお話を伺いたかった我々のために、講演終了後の茶話会に先生も参加してくださり、さらに具体的なアドバイスをいただけた。1時間半程度の茶話会であったがとても楽しいひと時を過ごすことが出来た。
 最後に来年の総会は7月7日(日)を予定している旨を伝えて閉会となった。
 来年は日本の文化をテーマにしていきますのでお楽しみに!
(昭和60年卒 新35社 植野佳代子)

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