桜楓会

江東支部秋の講習会 開催報告

  • 江東支部

11月12日、深川南部保健相談所において、管理栄養士中沼奈々代氏による「非常時の食の備え」を開催し、震災時に慌てない食に関する必要な備えと料理法の知恵を学びました。
 講習会前半は、災害発生直後1週間を乗り切るのに必要な食品と備蓄の方法について、中沼氏ご自身の地震被災体験を取り混ぜながらの解説でした。
発生直後は、水道・電気・ガスなどのライフラインが使えないことが予想されるため、そのままで食べられる食料品や飲料、缶詰、レトルト食品等が便利で、それらを主食・主菜・副菜別に分類し、各々1週間分の備蓄が必要とのことでした。また、備蓄食は、食べた分をその都度買い足す方法(ローリングストック)が望ましいようです。さらに、自分の好物や使い慣れている調味料のストックも良いそうです。災害時だからこそ、心がホットするものや、日常の味付けの物を食することがストレスの軽減につながるのでしょう。
後半は、講師のデモンストレーション後、参加者が、グループごとに、乾物と缶詰を利用した調理実習と試食をしました。水も調理器具も使用せず、ビニール袋の中に素材と調味料を入れてもみほぐして出来上がりです。ライフラインが徐々に復旧してきても、震災後は、後片付け等により身心の疲労が出てきやすいので、簡単に調理できる工夫が必要なようです。
参加者は小さなお子さん一人を含む19人でした。親子2代でのご参加、他支部からの参加もあり、このテーマへの関心の深さを感じました。
参加の皆様、講演を快くお引き受けいただきました中沼様に心より感謝申し上げます。
 講習会終了後、平成28年度第3回役員会を行い、来年度の支部会の行事企画について話し合いました。支部会は、年代を越えた同窓生や地域の人々のつながりの場です。今後も楽しく集っていただける企画を検討して参ります。皆様のご参加をお待ちしております。
(昭和56年卒 新31児 井口祥子)

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