桜楓会

練馬支部 令和元年度 美術館探訪報告

  • 練馬支部
集合写真(「江戸東京博物館」内の桜茶寮にて)

集合写真(「江戸東京博物館」内の桜茶寮にて)

様々な美術館を探訪するシリーズ、今回は11月29日(金)、両国の「すみだ北斎美術館」と「江戸東京博物館」を29人で訪れました。地下鉄両国駅より北斎通りを350mほど歩くと、「すみだ北斎美術館」に着きました。妹島和世氏(新29住、大院19住)による設計で、銀色の4階建ての斬新な美術館です。北斎没後170年記念の「北斎視覚のマジック・小布施北斎館名品展」を鑑賞しました。長野の北斎館から運ばれた、初期から晩年に至る肉筆画、代表作「冨嶽三十六景」の錦絵など約130点の名品が展示されています。「富士越龍」は、龍が富士山から天に立ち昇る様が見事に描かれています。東町祭屋台の天井絵「鳳凰」と上町祭屋台の天井絵「男浪」が、本展では壁面に展示されて目線の高さで観ることが出来、構図、色の美しさを堪能しました。常設室の北斎のアトリエの模型では、実物大の北斎と娘の阿栄が作品を描いていました。
そこから10分ほど歩いて「江戸東京博物館」に移動し、昼食は、館内の桜茶寮で江戸の風情を表現した「姫弁当」をいただきました。午後は特別展「大浮世絵展―歌麿、写楽、北斎、広重、国芳 夢の競演」を鑑賞しました。5人の人気浮世絵師による約260点の傑作が国内外から集められていました。歌麿は美人画、写楽は役者絵、北斎と広重は風景画と花鳥画、国芳は武者絵と戯画という各絵師の特長を凝縮した内容で、皆が知っている絵、見たいと思っていた絵を間近に観ることが出来ました。これ程たくさんの本物に出会えて、充実した美術館探訪でした。
(報告:昭和38年卒 新13食 福田芳野 写真提供:昭和50年卒 新25国 前田洋子)

「すみだ北斎美術館」は卒業生の世界的建築家 妹島和世氏の設計によるもの です。

「すみだ北斎美術館」を堪能して「江戸東京博物館」へと移動します。

広い「江戸東京博物館」を自由に鑑賞しました。

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